1/3に
「消えた天才 ~一流アスリートが勝てなかった人大追跡SP~」
が放送されます。
この番組は、
超一流アスリートが、競技人生の中で遭遇し、
衝撃を受けた「天才」を告白!現在は表舞台からは姿を消してしまったが
「あの時、スゴかった天才」の“今”を追跡すると、
「驚がくの転身」や「今だから言える衝撃の真実」が明らかに!あの一流アスリートが勝てなかった“消えた天才”の
第2の人生を覗き見する、スポーツバラエティ番組です!
出典:http://www.tbs.co.jp/kietatensai/
今回は、こちらの選手にスポットを当ててみたいと思います。
高校時代、「怪物」の名をほしいままにした江川卓。
ノーヒットノーラン12回、連続145イニング無失点、
バットにかすっただけで球場が沸いたほど、その実力はズバ抜けていた。しかし、そんな高校時代に江川卓から
唯一完璧なホームランを打った天才がいることはご存知だろうか?
それまでその人物は全国的には無名の選手だったが、
この一本のホームランによって人生が変わった。なんと就職先が決まっていたにも関わらず、
プロ野球にドラフト指名されたのだ。しかし、プロ入り後、1軍で出場することなく、わずか3年で引退。
大学に進学した江川が入団する前にプロの世界を去ることとなった。あれから42年…江川から唯一完璧にホームランを打った天才は今何を?
そして、たった1本のホームランによって翻弄された壮絶人生を告白。
出典:http://www.tbs.co.jp/kietatensai/
最近の若い方々は江川卓さんの凄さを知っているでしょうか?
出典:https://matome.naver.jp/odai/2135219143102228301/2135219336902509803
少し前の甲子園を湧かせた投手と言えば
松坂大輔投手、ダルビッシュ有投手、田中将大投手など
錚々たるメンバーがいますが
そういった選手たちよりも
江川卓さんの方が上
だと言われています!
時代が違うので単純な比較こそできませんが
何せ凄かった(←と、じいちゃんがよく言ってました)。
今日は「江川卓さん」と、
「江川卓さんから完璧なホームランを打った天才」の
2人にスポットを当ててみました!
皆さん一緒に確認していきましょう!
<目次>
- まずは江川卓さんのプロフィールから!
- 石渕(石淵)国博さんのプロフィールと経歴
- まとめ
まずは江川卓さんのプロフィールから!
出典:http://number.bunshun.jp/articles/-/827683
氏名:江川 卓(えがわ すぐる)
生年月日:1955年5月25日(62歳)
出身:福島県いわき市
身長:183 cm
体重:90 kg
職業:元プロ野球選手
元祖「昭和の怪物」の名を欲しいままにした江川卓さん。
最近の若い方は、江川卓さんと言えば
「日テレの野球中継で解説をしているおじさん」
ぐらいなイメージしかないかもしれませんが(←失礼)
良くも悪くも数々の伝説を残した名選手でした。
紆余曲折があったため、プロ野球(巨人)時代は
実働9年で数字的には特筆すべきものは無いように見えますが
当時、特に高校時代の江川卓をリアルタイムで見ていた人たちは
こぞって凄かったと語ります。
江川卓さんは作新学院高校(栃木)に入学。
まず当時言われていたのが
「間違いなく160kmは出ていた」と言われる球速(注:高校時代です)
「大谷翔平より速かった」(らしい)
◆高校2年生の夏の栃木県予選
2回戦 ノーヒットノーラン
3回戦 完全試合
準々決勝 ノーヒットノーラン
(3試合27回を投げて被安打0、奪三振47※1試合平均15.7奪三振)
※これほどの成績ながら、甲子園出場を逃す
◆高校3年生の春のセンバツ◆
1回戦(北陽戦) 19奪三振で完封勝利
2回戦(小倉南戦) 7回10奪三振
準々決勝(今治西戦)20奪三振1安打完封
準決勝の広島商業戦では11奪三振を奪いながらも
味方のエラーがきっかけで敗れる。
※ちなみにセンバツ大会60奪三振は今でも大会記録
◆高校3年生の夏の甲子園◆
1回戦(柳川商戦) 23奪三振※延長15回
2回戦の銚子商業戦で169球完投したものの
最後は降りしきる雨の中で押出四球で敗戦。
◆甲子園の通算成績◆
6試合に登板、4勝2敗、投球回数59回1/3、
奪三振92(1試合平均15.3、奪三振率14.0)、
自責点3、防御率0.46。
※甲子園通算80奪三振以上の投手の中で、
奪三振率14.0は、歴代でも断トツの記録
((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル
すさまじい記録ですね。
元広島東洋カープの達川光男さんが
「投げる球が分かっていても打てなかったのは江川だけ」
と言っておられました。
それだけ高校時代の江川卓さんはずば抜けていたんですね!
この後は大学進学→プロ野球と進みますが
個人的には高校時代の江川卓さんが全盛期だったような気がします。
ひょっとしたら江川卓さんにとっては
プロ野球時代の方が「おまけ」なのかもしれません(笑)
そしてそんな全盛期の江川卓さんから
唯一「完璧なホームランを打った天才」打者がいます。
天才打者の名は
石渕(石淵)国博さんと言います。
石渕(石淵)国博さんのプロフィールと経歴
名前:石渕(石淵)国博(いしぶち くにひろ)
生年月日:1955年8月30日(62歳)
出身:宮崎県
身長:173 cm
体重:76 kg
石渕国博さんは、宮崎実業高校出身。
高校時代は通算打率3割3分、ホームランは3本。
その3本の中に練習試合で
江川卓さんから放ったホームランが含まれています。
全国的には無名の選手でしたが
江川卓さんから放ったホームランがきっかけで注目され
1973年のドラフト会議で広島東洋カープから7位で指名され入団。
ですが一軍での公式出場はなくわずか3年後の1976年に引退されます。
ネットでの情報はここまでで引退後の経歴などは
検索しても全く引っ掛かりませんでした…。
石渕(石淵)国博さんは、広島に指名されたときは
既に社会人野球への内定が決まっていたそうです。
当時は今よりもプロとアマの規定が厳しく
「一度プロ野球に入団した人間は社会人野球ではプレーできない」
取り決めがあったそうです。
予定通り社会人球団に入団(就職)していれば
一般的な会社員の2倍以上の給与と終身雇用が約束されていました。
結局芽が出ないまま、大学に進学した江川卓さんが
プロに入団する前に表舞台から姿を消しています。
江川卓さんを題材にしたこの本でも石渕(石淵)国博さんの
ホームランに関するエピソードが語られています。
出典:https://www.amazon.co.jp/真実の一球―怪物・江川卓はなぜ史上最高と呼ばれるのか-松井-優史/dp/4812439086
江川卓さん自身も、このホームランは未だに覚えているようです。
「高校時代に引っ張って打たれたホームランはありますか」
という問いに
「宮崎で打たれました。高校時代はその1本だけです」
と語っていらっしゃいます。
高校時代の江川卓さんからヒットを打った全打者を
大学・社会人野球関係者・プロのスカウト陣は
全員リストアップしていたそうです。
そのぐらい江川卓さんの高校時代が凄かったということですね。
その江川卓さんから偶然にもホームランをかっ飛ばした
一人の高校生のその後の人生が、大きく変わってしまうんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
江川卓さんと言えば「空白の1日事件」での
小林繁さん(元巨人投手・故人)との因縁が有名ですが
石渕(石淵)国博さんという選手との因縁も
あったんですね。
その後の情報が極端に少ない
石渕(石淵)国博さん。
1/3の放送で何を語られるのか。
期待しましょう!